あれは夢ではなかったのか(14)(vol.140)

もしかすると、
あれは夢だったのか。。。
つい、そう思ってしまいそうな光景がいくつかある。
それらを書き留めていくシリーズの14回目。
(14)コケボウズ

スカルブスネスにある仏池の底にすむコケボウズ。
高さ80cmほどの塔のようなコケ等の集合体。
その成長速度は1年に0.7mmと極めて遅く、
そこまで成長するのに少なくとも300年はかかるという。
実際に手に取って顕微鏡で見てみると
緑色の小さな芽のようなものが見えた。

そのわずかな緑の息吹に
極限の世界でも着実に生きようとする生命力を感じたあの光景。

もしかすると、
あれは夢ではなかったのか。。。”