S17(vol.93)

南極観測隊が、
南極の内陸に向かうときに拠点としている場所、
それがS17。

一面見渡す限り氷の大地で、
大陸からの冷気が吹き下ろす「カタバ風」が強い。

この日の主な作業は
観測装置にとりつける太陽光パネルの組み立て。
ボルト締めなどの細かい作業をしていると
指先の感覚がなくなってくるのがわかる。
長靴の中の足先までも冷えてしびれそうな感じ。

それでも、メンバー同士声をかけあって作業をした後で
ものが完成するという喜びはひとしお。

そのがんばり?のおかげか、
今日は、久しぶりに
太陽が一瞬だけ沈むという光景を見る事ができた。

太陽が沈む、というごく当たり前のことに、
なぜか隊員たちは、
防寒具を着込んでまで外に出て歓声をあげるのだった。