南極兄弟というネーミング(vol.35)

明日、しらせの待つオーストラリアへ向かう。
新しい環境で回線がつながるまで
この「南極兄弟」は
しばらく、とぎれるかもしれないし、
すぐに、つながるかもしれない。

その前に、このページを
「南極兄弟」とネーミングした
本当の理由について書き留めておく。

「〜兄弟」で思い浮かぶのは、
「ライト兄弟」だろうか。
初めて飛行機を作って空を飛んだ兄弟。
絶対に無理だといわれながら、
何度も失敗を重ねながら、
自分たちの技術を磨いて
ついに空を飛んだ。

また、今の子供たちなら、
まず思い浮かぶのは、そう、
「宇○。○兄弟」だろうか。
小さい頃に兄弟でみたUFO。
夢中に追いかけた宇宙へのあこがれ。
大人に成長した二人は、
同じ夢をもつ多くの仲間と出会いながら
さらに成長していく。

こんな「兄弟」たちの姿をみていると、
もしかすると本当は「兄弟」ではないのかもしれない、
と思ったりもする。

たとえ「兄弟」でなくても、いつまでも同じ夢を追いかけ、
たとえどんな困難があっても、たえず互いを認め助け合い、
たとえ世界中のどこにいても、心は一つでいられる人たちのことを、
「兄弟」と呼んだのではないかと。

そう思ったとき、
南極も、世界中の子どもたちを
まるで「兄弟」のようにするんだなあ。。。と思った。
みんながこんな兄弟のようならば、
きっと世界は平和でいられるはず。
そんな思いを込めてネーミングしたのが
「南極兄弟」である。

明日から、
地球上で唯一どこの国にも属さない場所へ向かう。

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