電流の強さを測るということ

学校のHPの方にもよく似たことをupしたが、
その続きをここで。

教師が、直列回路の電流を測定するというと、
おそらく教科書に出ているような測定をする。

しかし、
子どもが、直列回路の電流を測定したい!という問いをもつとき、
その測定には、教科書とはやや違った動きが現れる。

それは例えば、
乾電池のプラス側はマイナス側より強いのではないか、
豆電球で電気を使っているのだから、豆電球を通ったら電流が小さくなっているのではないか、
乾電池の1個目と2個目の間で測定したら、電流は半分ではないか、
などがそうである。

ここには、
大人も???と思ってしまいそうな問いが潜んでいる。
だからこそ、
子どもだって本気になって測定してみようとするのだろう。

子どもたちは、自分たちの回路に検流計をつなぎ、
いろんな場所で測定してみた。
結果は、
やっぱり、どこで測定しても同じだった。

ここではじめて、
「乾電池の直列つなぎは、並列つなぎより強い電流が回路を流れる」
という教科書に載っているような内容を感得したと言えるのかもしれない。

と、ここまでが学校のHPに載せた内容。
ここからが、続きの部分。

直列回路の電流の強さを、(問いをもち)
いろんな場所で測定した子どもは、(それを解決した子どもは、)
次にどうしたか。(次の問いをどのように連続していったか。)

実際の子どもたちは、
「それなら、並列回路ではどうなるの?」
「並列回路のプラス側とマイナス側では違うの?同じなの?」
「並列回路の乾電池1側と、乾電池2側は、きっと半分ずつ電流が流れているのだろうね。」
などという問いをもっていった。
早いグループは、それをすでに確かめ始めていた。

これは、実は、大人でも難しい問題だと思う。
特に、並列回路の乾電池1と乾電池2が合流する前の部分の電流の大きさについては
様々な予想が生まれる。
合流して0.2Aになるとしたら、その前はその半分の0.1Aだろう。
合流して0.2Aになるとしたら、その前までも0.2Aだろう。
どちらかが005Aで、どちらから0.15Aなどばらばらで、合計だけが0.2Aになるのだろう。
どちらかが0Aで、どちらかが0.2Aかもしれない。

答えは、理屈だけでは片付けられない。
具体的な試行によって、
具体的な事実が得られるのである。
それが科学の基本。

直列回路の電流の強さと並列回路の電流の強さを比べて、
はい、それまでよ、
というのでは、あまりにも味気ない。

せっかく手にした検流計。
子どもたちは、それを見事に駆使して
使いこなしていこうとしている。