朝、静かな教室で
とある掲示物の作成。
大まかな型どりを終えるところまではよかったが、
いよいよ細部の仕上げに取りかかるとなると、
ちょっと休息がいる。
と、そこに
思いがけず二人の助っ人が
私の作業に手をさしのべてくれた。
その作業の精密なこと。
カッターで切り取った画用紙の、
1cmにも満たない部品たちを
息で飛んでいかないようにしながら
注意深く集め、
細くひらひらと伸びる糸のような部分たちを
折れ曲がらないようにしながら
指先でおさえ、
正確に位置取りをしていく。
器用な手さばきだった。
その姿に、
私も気を取り直して、再び作業に集中した。
間もなくして、掲示物は完成。
あの二人の姿は、
私のくじけかけた心も器用に操ったようだ。
連絡
宿題 :確認テスト(算数)
算数ドリル
算数教科書の問題
持ち物 :
お知らせ:下校時間の確認をお願いします。… 続きを読む...
楽しい遠足だった。
楽しいとは、
40人そろって出かけ、共通の場面を共有できること
安全に、事故やけがなく帰宅できること
集団生活の約束を守って、自律して行動できること
ひとりぼっち。。。ということなく、仲良くできること
私の目に映ったどのシーンも、
そんな楽しさに溢れていた。
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宿題 :日記1日分
算数ドリル
確認テストの勉強(訂正:パワーアップノート国算社の提出はありません)
◎来週〜再来週で、パワーアップ確認テストを行います。
7日(水)確認テスト国語
8日(木)確認テスト算数
9日(金)確認テスト予備日(運動会練習などで計画が変わる可能性があるので)
12日(月)確認テスト社会 *パワーアップ国語提出日と重なる
13日(火)確認テスト理科 *パワーアップ算数提出日と重なる
持ち物 :月曜セット
お知らせ:大型連休を有意義に過ごしましょう。
健康に留意して過ごしましょう。
水の事故、交通事故などに気を付けましょう。
睡眠をしっかり8時間はとりましょう。… 続きを読む...
中休み、昼休み、放課後と
短い時間をつないで、
カブトムシ小屋計画を実行。
最後の作業となった放課後には、
いよいよカブトムシの幼虫たちをリリース。
昨年の秋に当時の5の1にやってきた幼虫たちとは
久々の再会となった。
緑色の飼育ケースの土をそっとかき分けると、
そこには、丸々と太った幼虫たちが姿を現した。
その成長ぶりはめざましく、
半年前の面影はほとんどなかった。
外の光をまぶしそうにする幼虫たちに
「かわいそうだ」「早く新しい土に入れてあげよう」
などと声をかけながら、
みんなの作業の手はいっそう早まる。
新しい小屋に移るやいなや、
頭を土の中に潜り込ませ、
また、姿を消していった。
あっという間の再会だった。
次の再会の時には、
立派に変身を遂げていることだろう。
新しい小屋が気に入ってくれるといいのだが。
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宿題 :パワーアップ(算数)(社会)
算数ドリル
持ち物 :
お知らせ:大型連休。交通安全、用水等に注意して過ごしましょう。
遠足の準備も整えておくとよいですね。… 続きを読む...
理科室前の
ミニ理科室サテライトに設置してきた大型水槽も
老朽化が進んだせいか、
どこからともなく水漏れがし始めていた。
数日後、
その水漏れはさらにひどくなり、
水浸しになってしまう前に撤去することとした。
メダカ、ドジョウ、シマドジョウ、タモロコ、ヤリタナゴ、ギンブナたちは、
現在は、小さな普通サイズの水槽に緊急避難している状態。
同じく、
ミニ理科室サテライトで飼育してきた仲間に、
カブトムシの幼虫たちがいる。
暖かくなってきて、いよいよ成虫へと向かって加速していくのをみんなも感じたのか、
「あのカブトムシの幼虫、このままでいいですかね」と心配してきてくれた。
しばらく、理科室前でカブトムシ談義をした後、
いつしか、その話の続きは観察池の周りで展開されていた。
カブトムシたちは、きっと飼育ケースを飛び出してくるに違いない。
飛び出してしまう前にふたをしておく必要がある。
でも、ふたをしてしまって狭いところに閉じ込めるよりも、
むしろ、広い場所を確保した方がよいのではないか。
だったら、今はだれも使っていない小鳥小屋がある。
そうだ、そこに土を入れて、木の枝も取り付けよう。
そういうの、いつかどこかの展示で見たことがある。
こんな言葉に、
2年前に断念していたカブトムシ小屋計画が再浮上してきた。
ふと、見ると、
横にはひと冬を越して痛んだ池が目に入った。
その中には、まだメダカたちが泳いでいる。
誰からともなく、池の掃除を始めた。
池の中のゴミを拾い、
石を取り除き、
砂やどろをかき出した。
最後に、ホースで新しい水を付け足した。
「明日には、この池はきれいになってるぞ」
「朝、ここに来て見るのが楽しみだな」
そう言って、互いに別れた。
きっと、彼らには、
春になって新たな引っ越し先を望むカブトムシたちの声も、
緊急避難先で泳ぐのを余儀なくされた淡水魚たちの声も、
はっきりと届いていたのだ。
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宿題 :パワーアップ(社会)
算数ドリル
持ち物 :集金
自習の用意(パワーアップ(理科)など)
連絡 :団結式あり(はちまき)… 続きを読む...
明日は全国学力調査。
今の時代の子供たちの学力を分析する、
今後の時代に必要とされる施策を考察する、
というもののようだ。
子供なんて、
いつの時代も、
そんなにかわっていないのに。
これまでだって、
いつの時代も、
大きく様変わりしたのは、
むしろ周囲の社会(大人)の方だったのに。
本来ならば、
その社会(大人)の役割を、
その社会(大人)に求められる力を、
その社会(大人)が形成するモラルや価値観を、
調査する必要があるはずなのに。
その結果は、
きっと数ヶ月後には、
大きなニュースとなって、
「今の時代の子供たちの学力は。。。」とか
「今の時代に必要とされる力とは。。。」などと
全国を駆けめぐるに違いない。
あすの学力調査、
本当に試されているのは、
実は自分。
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宿題 :パワーアップ(算数)
漢字の学習P4分
持ち物 :集金
習字道具(必ず)(毎週3人程度の忘れ物がある。6年生からは0人になるように)
お知らせ:全国学力調査… 続きを読む...
普段は、学校の階段や廊下を
数え切れないくらい往復しているのだが、
考えてみたら、
何往復したって、
目に映る景色はおんなじ。
自分がいかに狭いところに閉じこもっているのかがよくわかった。
今日は一日、体力テスト。
いつもとは、なんだか視界が違って見えた。
真っ赤な顔で力をふりしぼっているがんばり。
最後は気力だけで走り続ける粘り強さ。
自分も苦しいのに相手に声援を送る意識の高さ。
どれも、いつもの視界にはないものが見えた気がした。
だが、
視界に映ったそんな確かな姿たち以外にも、
いつもとは違う何かが一瞬、
担任の視界に入ったような気がしてならない。
それは、朝のグラウンドで、
互いにメジャーの端と端を引っ張り合っているときだったか、
あるいは、
ラインカーを構えて、別々の方向に向かってそれを押し始めたときだったか、
あるいは、
地面に1m刻みの目盛りをつけながら並んで歩いているときだったか。
あの時、担任の視界に入ったような気がしたもの。
それが何だったかは、今となっては定かではない。
視界はいつもスッキリとさせておかねば。
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宿題 :パワーアップ(なし)
漢字の学習P4分
宿題ノート(算数問題)
持ち物 :お弁当
なかま活動で使うトランプなど
国語、算数、理科
お知らせ:なかま活動あり
児童会任命式あり… 続きを読む...
昨日のうちにじゃがいもから取り出したでんぷん。
今朝は、上澄み液も乾いてきて、くっきりと白い沈殿物が見えていた。
さっそく手でさわってみる。
「先生、これが本当にでんぷんですか?」
とおそるおそる指を伸ばす。
「わあ、これ、ほんとうに片栗粉みたい」
「え?どれどれ。。。あ、本当だ」
片栗粉の原料は(現在は)じゃがいも、だと知ってはいても、
指先の、あの感触で
「やっぱり同じ物だ」と納得することが、
自分の体の中の辞書に蓄積されて力となる。
それにしても、このでんぷん。
あんなに濁った泥水の中にあるもかかわらず
しかも、こした汁が次第に濃い赤色に変色していく中にあるにもかかわらず、
そんな液に、まったく染まることなく
純白なままで姿を現すことには、
いつものことながら、
まるで手品を見ているような気分になる。
どんな汚れにも染まらないでんぷんは、なんとも頼もしい。
(ヨウ素液には簡単に染まってしまうところは、ちと、かわいらしい)
連絡
宿題 :パワーアップ(社会)
算数教科書の問題(今回は、教科書に書き込む問題)
持ち物 :
お知らせ:体力テストあり
雨天時は国語、算数、社会… 続きを読む...