今日の4年生の理科は、
3本のゴーヤの経時同時比較の手法を用いた。
用意したのは、
緑のゴーヤと、黄色いゴーヤと、白っぽいゴーヤの3本。
緑のゴーヤは食べ頃で、
黄色いゴーヤは熟れすぎで、
白っぽいゴーヤは枯れて乾いていた。
時間を経て変化したものたちを、
同じ時期に同じ場所に並べて比較してみると
いろんなことがわかっておもしろい。
子どもたちの発言やつぶやきも
どんどんでてきて止まらなかった。
普段、同じ物を並べて比べることはよくある。
給食の時、○○ちゃんの方が多いよ!とか、
ぼくのテストは○点で、友達のテストは□点だ!とか、
あの服はすてきだけど、私のはすきじゃない!とか。。。。
そんな比べ方をしているくらいなら、
1年生の時の給食はこれくらいで、2年生の時はこのくらいで、今はこのくらい!とか、
ぼくの先月のテストは○点で、今月のテストは○点だ!とか、
あの頃の服はこうだったのが、今ではこんな服を着ている自分なんだ!とか、
そんな経時同時比較をしてみた方が、
いろんなことに気付かされるかもしれない。
そんなことを、
3本のゴーヤを見比べながら
ふと思った。… 続きを読む...
今朝、思いがけず、
大先輩からこんなお手紙を頂戴した。
恐縮しつつ中を開くと
そこに同封されていた師の随想N0.146に
思わず身が引き締まる。
紙面には、
身近な人と2日間、
行動を共にした体験が綴られていた。
そして、
人の良さや素晴らしさを見つけることは
自分の生き方を豊かにする、
と結ばれていく。
本来であれば、
その原文をそのまま書くべきなのだろう。
キーワードを挙げるならば
「身近な人間関係」「豊かに生きる」
である。
このことは、
広い宇宙へ飛び出すときでも、
果てなき大地へ歩み出すときでも、
きっと変わらないことなんだ。
今朝、思いがけず、
大先輩からこんな素敵な激励の言葉を頂戴し、
思わず身が引き締まる。… 続きを読む...
5の1理科 メダカの成長の学習
普通は、「誕生してから成長」を遂げるのだが。。。。
この日は、
「成長の末に誕生する」のだ
ということを実感した。
メダカの卵が採取されてから、
その命のカプセルの中は、
日に日に変化していった。
初日はただの泡のように見えたものが、
しだいに黒い点となり、
やがて小さな鼓動を打ち始め、
そして大きく胎動し始めた。
その「成長」の一部始終を
廊下に設置した顕微鏡の画像で
追い続けて来たのだった。
前夜は、
卵から「誕生」する瞬間を見ようと
顕微鏡の前でねばってみた。
その翌朝、
透き通った体の子メダカたちが泳いでいた。
第一発見者は、子どもたちだった。
まさに、
「成長」を遂げた末の「誕生」だった。
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5の2編 ふりこの運動
この単元の学習内容の一つに、
条件を整えること、というのがある。
調べたいこと以外の条件は
すべて同じにして実験するということだ。
例えば、ふりこなら、
重さ、長さ、振れ幅の3つの条件があるので、
重さを変える場合は、長さ、振れ幅は同じ条件にし、
長さを変える場合は、重さ、振れ幅は同じ条件にし、
振れ幅を変える場合は、重さ、長さは同じ条件にする。
というのが、当たり前。
ところが、この日の5の2は違っていた。
そろえなくてもよい条件もある、というのである。
T 今日は、「長さ」を変えて実験をします。
そろえる条件は、「重さ」と「振れ幅」ですね。
子 別に、「重さ」はそろえなくても。。。
T 調べたいこと以外の条件はそろえますから。。。。
子 別に、「重さ」はそろえなくても。。。
T ああ、そうか。
実は、前時までに、
おもりの「重さ」を変える実験をすでに終えていて、
「ふりこの周期は『重さ』には関係ない」
ということを導き出していたのだ。
だから、この日の「長さ」を変える実験では、
普通、「重さ」という条件はそろえて実験するのだが、
今回は、その必要はない、
おもりは、1個でも10個でもいい、というのである。
なるほど。
すごい5の2の子どもたちだ。… 続きを読む...