陸上記録会が終わると、
もう一つ大切なことが始まる。
それは、
がんばった一人一人の記録の確かめ。
実は、そこには、
一つ一つのデータ入力や、
データの並べ替えなどだけでは見えてこないものが
浮かび上がってくるのである。
それを浮かび上がらせる作業は、
おそらく
パソコンには永遠にできないであろう
と思われるくらい
実に不思議な作業である。
それは、
だれかとの数字の比較や、
昨年までの記録との比較などではない。
その数字から、
朝練のときの取り組みの光景が浮かんできたり、
その数字から、
休み時間に、ふっとつぶやいた言葉が思い出されたり、
その数字から、
あるアクシデントを克服したストーリーが見えてきたり、
その数字から、
いつも周囲に笑顔をふりまく仕草の影響力を思い知らされたり
するのである。
一見、無関係でありそうなものたちを
一瞬のうちに結びつけ、
それを克明に浮かび上がらせてしまうその作業は、
おそらく
パソコンには永遠にできないであろう。
いや、
そんな作業は、
パソコンには永遠にさせたくない。
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授業参観以来、
3冊の本が届いた。
うち2冊は、
金子みすゞさんの詩集。
詩をもっと味わいたいなあというとき
そんな心を満たしてくれる詩集。
もう1冊は、
「ガラスのうさぎ」
これから学習する
「ちいちゃんのかげおくり」の時代背景を理解するにも
ぜひ一読したい作品。
本の紹介はこのくらい。
一番思うことは、
家に帰ってからも
学校でのほんのわずかなひとコマが
ちょっとでも心の片隅にとまっていて
家の書架に収まっているその本に
手を伸ばした心の動きが
いとしいということ。
連絡
宿題 :算数ドリル
算数プリント
持ち物 :月曜セット、うがいコップ
生活科バック
(社会科でスーパー見学に行きます)
連絡 :人ごみは避ける。
うがい・手洗いの励行
追記
ペットボトル800個達成!
目標の達成、おめでとう、みんな。
協力してくれて、ありがとう、クラスのみんな、教生先生。
そして、
呼びかけ、とりまとめ、ごくろうさま、理科係さん。… 続きを読む...
3年生の算数では「1kmを学習する」。
この、「1kmを学習する」ということは、
一体どういうことなのだろうか。
9歳の子どもが1kmを獲得するとは、
どんな意味をもっていくものなのだろうか。
1km=1000mということを知ること。
999m以上のものを計測し表す必要性に出会い、
同時にそれを解決する方法を身につけること。
単位のしくみやそのよさの一端に触れること。
1kmというものがどのくらいのものであるかを実感すること。
それらは、
未知のものを求める過程を歩むことや、
新しいものごとや考え方を発見することと重なる。
そういう多元的な経験たちこそが、
社会のあらゆるものを見たり、
判断したりするときに、
大いにその本領を発揮してくれる。
算数の学習も
理科の学習も、
なんの学習でも、
自他の人生を豊かにするために
人は学ぶのだと、
やっぱり思う。
先日の算数では、
ウオーキングメジャーを先頭に、
みんなで学校から1kmを歩いてきた。
連絡
宿題 :算数問題
持ち物 :習字道具
社会ワーク
道徳の教科書
お知らせ:うがい、手洗いの励行… 続きを読む...
誰にだって、
あるものと初めて出会うという時がある。
「わたしと小鳥とすずと」
これは、あまりにも有名な詩だが、
この詩との「初めての出会い」というものが、
3の1のみんなには、いつか必ずやってくる。
いや、
すでにどこかで見かけていたとしても、
この詩とじっくり向き合うという時が、
3の1のみんなにはいつか必ずやってくる。
もしも、それが今日の国語の時間だったとしたら。。。
そう思うと、ちょっと肩に力が入りそうになる。
子どもたちは言った。
「とべない」
「走れない」
「きれいな音が出ない」
「たくさんなうたは知らない」
「それだけじゃない。
その他にも「ない」はまだいっぱいある」と。
そんなに「ない」だらけなのに、
金子さんは、なぜ、「みんないい」と言ったのか?
一見、子どもたちの前に矛盾が立ちふさがる。
しかし、次の瞬間にはもう、
その矛盾を矛盾でなくそうとする解釈が
泉のようにクラスから湧き出てきた。
「みんなにだけできることがあるから。」
「一人一人できることがあるから。」
「みんなできたらつまらないから。」
「みんな同じだったらつまらないから。」
「いろいろあるから楽しいのだから。」
「いいところを見つけるのが楽しいから。」
「いいところのまねができるから。」
なるほど、
「ない」「ない」だらけなのに、
むしろ、その「ない」「ない」が
「みんないい」とするその真意が
何だかよくわかったような気がした。
だけれども、
本当に「できない」ことがいいことなのか?
「完ぺき」な方がよいではないか?
そんなゆさぶりにも、
子どもたちは自分の思いをしっかりとぶつけた。
「できないことがある方がいいよ。
だって、チャレンジする心がなくなるよ。」
「上達の可能性がある方がおもしろい。」
「夢中になれるものがあるから幸せ。」
「はじめから何でもできる人は、
少し進歩したことぐらいでは喜べない。」
「みんな同点は、つまらない。」
「お互いに助け合えるからいい。」
みんなちがって、みんないい。
それは、単に、
できることや、持ち味がそれぞれ違っていていい、
ということだけではなかったようだ。
むしろ、
できないことや、失敗の体験があること、
そのものが「いい」ことだったのだ。
誰にだって、
初めて出会う詩がある。
あまりにも有名で、いつも見ている詩にでさえも、
「初めての出会い」というものが、
何度でも訪れる可能性があるということを
3の1の子どもたちに教わった。
それが今日の国語の時間。
連絡
宿題 :漢字の学習
持ち物 :リコーダー(まだの人)
お知らせ:… 続きを読む...
陸上記録会に向けて
熱心に練習に取り組んでいる。
朝、大好きなドッチボールを途中でやめて、
時間になったら朝練に参加する子。
体育の時間、繰り返し繰り返し
幅跳びに挑戦し、フォームを確認する子。
持久走では、時折、力をふりしぼり、
途中でペースをあげてがんばる子。
どの姿も立派である。
朝練が終わった合図を聞いて、
進んでハードルを片付ける子。
持久走を走り終えたばかりなのに、
走っている仲間を大声で応援する子。
記録が伸びたと喜んでいる友達を、
心から「よかったね」と讃えている子。
どの姿も、やはり、立派である。
連絡
宿題 :算数プリント
持ち物 :自由研究を持ち帰る大きめの袋
お知らせ:授業参観、学級懇談会
授業参観後に、自由研究をお持ち帰りください。… 続きを読む...
何でもそうだが、
スタートの時のエネルギーはものすごい。
2学期になって
新たな編成で係活動がスタートしたが、
ここでも、
毎日至るところで
みんなのエネルギーが噴出しているのが確認できる。
係の時間の間中、一言もしゃべらずもくもくと
「お楽しみくじ」を作成する係。
休み時間になっても、よりよい形を求めて
ペットボトルキャップ回収箱を改良する係。
家に帰ってからも、
全体の意見を吸い上げて役に立てるように
オリジナルボックスを作ってきた係や
みんなが喜ぶような
エコプレゼントなどを作ってきた係。
毎日、自分の出番がくると、
忘れず、すすんで仕事に取り組む係。
こんな姿を見ていると、
学校ではよく言われるこの言葉が改めて頭をよぎった。
「何をするかが問題なのではない。
どう取り組むかが大切なのである。」
連絡
宿題 :算数ドリル
漢字練習ノート(1ページ分)
持ち物 :月曜セット、うがいコップ
お知らせ:夏休み自由研究は、
授業参観の日にお持ち帰り下さい。… 続きを読む...